勝ちパターン候補の3投手は明暗分かれる
広島は25日、沖縄・那覇で巨人と対戦。オープン戦初戦は1-4の敗戦となったが、主力投手陣が続々と登板した。
先発したのはエース・大瀬良大地投手(31)。2回を1安打無失点に抑え、順調な調整ぶりを披露。降板後には、新井貴浩新監督から開幕投手を託すことを伝えられたという。
新指揮官は「1年間、投手陣の中心で引っ張っていってくれ」という言葉を添えて、エースに大役を託した。3月31日に行われるヤクルトとの開幕戦。無事に登板が叶えば、黒田博樹球団アドバイザーに並ぶ5年連続の開幕投手となる。
さらにその後、5番手で登板した九里亜蓮投手(31)も2回を2安打・2奪三振で無失点の好投。先発の柱として期待がかかる2人が存在感を発揮した。
一方で、中継ぎ陣では勝ちパターン候補の投手たちが明暗分かれる結果となった。
守護神経験もある中崎翔太投手(30)は1回を1安打・1奪三振で無失点。復活に向けて一歩前進する投球内容でアピールした。
ところが、4番手で登板した森浦大輔投手(24)は、2安打に2四球で3失点と乱調。敗戦投手にもなり、こちらは暗雲立ち込めるスタートとなっている。
また、8回にマウンドに上がったケムナ誠投手(27)も、1イニングを投げて四球が3つ。37球を要して1失点と、こちらもアピールとはならなかった。