中4日で代表合宿2度目のライブBP
野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(MLBパドレス)が26日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われている『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎』ソフトバンク戦前の練習にて、代表合宿2度目のライブBPに登板した。
山川穂高、中村悠平、源田壮亮、大城卓三、甲斐拓也を相手に合計32球。実戦のイニングを想定し、14球を投げ終えたところで一度ベンチに下がると、このタイミングでバッテリーを組む捕手を甲斐から中村に交代。1イニング目は制球が乱れる場面が散見され、2イニング目には甲斐と源田に安打性の打球を許した。
ダルビッシュは「ちょっと寒くて最初はあんまり体が動いてませんでしたけど、2イニング目は凄い良い球が出てきて、大きいスライダーに関しては最初から良い感じで投げられた」と、中4日で臨んだこの日の投球を振り返った。
特にストレートに関しては「寒いのと(打者が)味方なので、特に右バッターは当てないようにするとちょっと肩を開いて投げてしまうので、そこがちょっとライブBPの好きじゃないところなんですけど、ちょっとずつ修正して最後は指先に掛かる感じもあった」と好感触も得た。
前回のライブBPでは、全24球を甲斐とのバッテリーで投じていたが、この日は32球中18球が中村とのコンビ。打ち合わせ段階からスムーズにマウンドへ上がれたようで、新たな刺激も受けた。
「少し話しただけですぐ理解してくれましたし、途中にカーブを出してくれたりとか、スプリットを右に出してくれたりとか、自分主体でやっていると自分の好きなことしかしなくて上達しないということが僕の場合はあるんですけど、全く違うことをさせてくれて、そういう意味でも凄くいいライブBPになったと思います」
3月9日に初戦を迎えるWBC本大会へ向けて、もう一度ライブBPに登板し調整する予定で、「次は3イニング投げるでしょうし、ちょっとずつクイックも混ぜていくというところだと思います」と明かした。