【カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎】
● ソフトバンク　2 － 4　侍ジャパン ○
＜2月26日　宮崎＞

　野球日本代表「侍ジャパン」は26日、『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎』ソフトバンク戦に4－2で勝利。対外試合連勝発進に栗山英樹監督は「しっかりと現状を把握することができたのが良かった」と手ごたえを口にした。


　この2連戦を振り返って、「これから負けてはいけない戦いが続いて行くという中、全員に試合に出てもらって、こちらが練習で見ている状態と、選手たちがやっている感覚をすり合わせたいと思っていた」と栗山監督。

　サポートメンバーも含め、出場可能な選手全員が出場したうえで無事に2試合を終え、結果もついてきたことに安堵しつつ、残る4試合の壮行試合に向けても「ここからはあっという間。一気に公式戦に入っていくことになると思うので、そこまで突っ走っていけたらと思います」と意気込みを語った。


　先発した山本由伸投手に関しては、「点は取られましたけど、自分の今の状況とボールへの合わせ方だったり、さらに進化している状態も含めて、絶対的に信頼感がある投手であるのは間違いない」とし、その存在の大きさを再認識したという。

　そのうえで、取り組んでいるフォームの変更についても、「あれだけの成績を残している投手に対して、僕らがどうのこうの言うことはない。間違いなく抑えてくれると信じて見ていますし、順調に来ていると思うので良かったなと」と言及した。


　一方、この2戦を通して計6打数無安打・4三振に終わった山田哲人選手についても、「ボールの見逃し方などを見ていると哲人らしさが戻ってきたなと。1本出たらすぐに上がってくるなという感じが見えて来ている」とコメント。

　「結果で見るのではなく、内容はすごく良くなってきている」と、こちらも変わらぬ信頼を強調。宮崎ではキッカケとなる1本こそ飛び出さなかったが、この後に控えている実戦での快音に期待を寄せた。