栗山監督「順調に選手たちが前に進んでくれた」
野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎合宿が27日に最終日を迎え、野手最年長の中村悠平選手(ヤクルト)が打ち上げの手締めを務めた。
メインスタジアムで午前中の全体練習を終えると、侍ジャパンの選手・コーチ・スタッフらがマウンドを囲むように円を作り、中村がマイクの前へ。
「みなさん宮崎合宿お疲れ様でした。また、サポートしていただいた裏方、スタッフの皆さんありがとうございました。3月9日から本戦が始まります。そこに選手それぞれがベストなコンディションで臨めるように、限られた期間ではありますけど準備していきましょう」
「最後になりますけど、栗山監督のもと、ここにいる全員が力を合わせて、そして一丸となって、チームジャパンとして必ず世界一を獲りましょう。ファンのみなさんもぜひご声援お願いします」
最後はスタンドのファンとともに一本締めで締めくくった。
11日間に及ぶキャンプ期間中は、拠点のひなたサンマリンスタジアム宮崎の入場者数だけで合計18万2人を数えた。メジャーリーガーで唯一の参加となったダルビッシュ有投手(MLBパドレス)を中心に多くの選手がサインの求めに応じるなど、選手とファンが触れ合う場面も数多く見られた。
第3クールの25日と26日には『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎』ソフトバンク戦で2連勝。栗山英樹監督は「順調に選手たちが前に進んでくれた。そういう意味ではいい10日間ちょっとだった」と今回の宮崎合宿を振り返り充実感を滲ませた。
侍ジャパンは今後、名古屋で2試合、大阪で2試合の強化試合を戦い、いよいよWBC本番へ。3月9日に1次ラウンド初戦・中国戦を迎える。