被ハードヒット率がMLB先発投手の中でベスト4
『MLB.com』は26日(日本時間27日)、同サイトのアナリストが予測する、怪我や不調から「2023年に大きく復活する可能性がある5人」を紹介。前田健太投手(ツインズ)もその一人に選ばれた。
この予測では、前田の“被ハードヒット率”に注目。前田が2019年~2021年に記録した被ハードヒット率31%という数字が、先発投手の中で4番目に良い数字となっている。
被ハードヒット率とは、打球速度95マイル(152.9km)以上で痛打された割合を示すもので、被ハードヒット率が低ければ、芯で打球を捉えられていないことになり、打者を抑えるのに有利な条件だと言える。
また、前田がポストシーズン25試合で防御率2.87を記録したことや、2020年のサイ・ヤング賞投票でア・リーグ2位であったことも紹介。トミー・ジョン手術を受けたことで、2021年8月21日を最後に登板していないが、17カ月休養したことは復帰に向けて有利に働くとした。
さらに、4月11日で35歳になる前田について、2019年~21年の彼の実力を見れば、最も対戦するのが難しい投手の一人だと評価。
前田のほかには、タイラー・グラスノー投手(レイズ)、クリス・セール投手(レッドソックス)、ジョシュ・ヘイダー投手(パドレス)、ディネルソン・ラメット投手(ロッキーズ)が選ばれた。