ダルビッシュは「憧れの人」から「頼れる先輩」に
野球日本代表「侍ジャパン」の宇田川優希投手(オリックス)が27日、宮崎合宿最終日の練習を終え、充実した11日間を振り返った。
チーム合流時はスーパースターたちの集団に馴染めずにいたが、第1クール終了後にダルビッシュ有(MLBパドレス)が投手陣に呼びかけ食事会を開催。これを機に宇田川が投手陣のマスコット的存在になった。
「短い合宿でしたけど、成長できた気がします。いろんな選手を見て取り組み方を学びましたし、自分から積極的に話しかけたり、プレー以外でもできるようになったところがあるので本当によかったです」
度々手を差し伸べてくれたダルビッシュについては、「小学生の頃から見ていたので、最初は憧れの人、ファンとして見ていましたけど、今は頼れる先輩になりました」と話した。
キャンプ当初はWBC球への適応に苦しむ姿もあったものの、宇田川本人も「心配だった」というストレートの球質も試行錯誤を経て次第に改善。25日のソフトバンク戦では1回1/3を無失点に抑える好リリーフを見せたが、「まだ完全に扱えているかというとそうではないので、試合で扱えるようにしていきたい」と次なる調整登板を見据えた。