トレイ・マンシーニ選手が右翼手の最有力候補か
『MLB.com』は28日(日本時間3月1日)、カブスを率いるデビッド・ロス監督がメディアの取材に応じ、開幕出場がほぼ絶望的となった鈴木誠也選手が復帰するまでの右翼ポジションの代替候補を挙げたことを報じた。
ジョーダン・バスティアン記者は、オフに肉体改造を行いパワーアップした鈴木について「キャンプのバッティング練習で見せた姿は目を見張るものがあり、今年のカブスの躍進を感じさせた」と絶賛。
しかし、オープン戦前の打撃練習時に「左脇腹の張り」を訴え、MRI検査の結果、「左脇腹腹斜筋の中等の損傷」との診断が下った。これによりWBCも出場辞退となり、開幕出場もほぼ絶望的となっている。
ロス監督は、「彼は本当にいい状態だった」とし、「彼は自分の体をケアするために一生懸命トレーニングをしていた。時にはこういうこともある」と鈴木のここまでの努力を労った。
バスティアン記者は鈴木が復帰するまでの間、アストロズから今年FA(フリーエージェント)で獲得したトレイ・マンシーニ選手が「右翼手の最有力候補だ」と伝えた。
マンシーニは昨季オリオールズとアストロズに在籍。左翼手として162イニング、右翼手として86イニング出場しており、外野の両翼で十分な経験を積んでいる。
また、マンシーニ以外にパトリック・ウィズダム外野手も有力候補に挙がっている。ロス監督は昨季ウィズダムに外野の3つのポジションを経験させており、「彼らの名前が最初に頭に浮かんだ」とコメント。「誠也が戻れない場合に備えて、もう何人かの候補者を出して、この先の予定を練り直すつもりだ」と締めた。