朗希の着用シャツに「びっくりした」

　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する野球日本代表「侍ジャパン」のラーズ・ヌートバー選手（MLBカージナルス）が3日、大谷翔平選手（MLBエンゼルス）とともにチームに合流。「最高です。ジャパンのシャツを着て誇りに思っていますし、チームメートもウェルカムな感じで迎えてくれたので最高な気持ちです」と率直な想いを口にした。


　バンテリンドームのロッカールームで代表ナインと挨拶した際、佐々木朗希（ロッテ）が日米の国旗とヌートバーのミドルネームでもある「タツジ」から採用した愛称「たっちゃん」と記されたTシャツを着用。その後のチーム練習では、コーチも含め侍ジャパン皆が「たっちゃんTシャツ」を着用した。

　オリジナルTシャツで歓迎されたヌートバーは、「（Tシャツの事は）全く知らなかった。佐々木朗希投手が着ているのを見て『あれなんて書いてあるの？』って聞いてビックリしました」と語りつつ、「あれで気が楽になりました」とチームメートのサプライズに感謝した。


　この日はグラウンド上に姿を見せファンからも拍手で迎えられたが、大谷とともに打撃練習はベンチ裏で実施。「大谷選手とも関係性はなかったんですけど、話してみて気持ちも楽になりました。スイングもとてつもないスイングをしていた」と21年ア・リーグMVPのスターと過ごした時間を振り返った。

　侍ジャパンでは、カージナルスでもメインポジションにした右翼に加え、中堅での起用も予想されており、栗山英樹監督から起用法について相談されたことも明かしたが、「どっちでもプレーする準備はしている」と話し、「打順はどこでも打つ気でいる。一番大事なのはチームが金メダルをとることなので、チームのためならなんでもやるつもり」と頼もしかった。

　規定により、3日と4日に行われる『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023名古屋』には出場できず、5日と6日に京セラドーム大阪で行われる「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」で代表デビューする見込みだ。