試合前の選手紹介で大歓声

　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平選手（MLBエンゼルス）が3日、『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023名古屋』中日戦前にチームへ合流した。


　15時過ぎにチームバスとは別の車で球場入りすると、試合前練習にはスパイクを履いて登場し、ショートダッシュを数本。この日はダグアウト裏で打撃練習をしていたようで、グラウンドにいたのは15分ほどだったが、多くのファンに拍手で迎えられ、客席へ手を振る場面もあった。

　チーム合流初日の練習を終えた大谷は、「なんとか無事にというか、健康な状態で合流することができたので、それが一番良かったです」と話し、「まずは時差ボケをしっかりと直して、ベストなパフォーマンスをゲームの時間に持って来れるように。練習の内容もそれに合わせて強度を上げていくことができたら」と、9日のWBC初戦・中国戦を見据えた。

　また、スター揃いのチームに身を置く中で“自身の役割”について問われると、「一番はプレーすることだと思う。しっかりと調整をして、自分の持てるものを、いま出せる100%を試合の中でしっかりと出すことがチームにとっても大事なことだと思う。まずはグラウンドでのプレー。そこを一番に考えて調整していきます」とコンディション管理の重要性を強調した。

　規定によりバンテリンドームでの中日2連戦は出場できないが、3日の試合前のメンバー紹介ではダルビッシュ有、ラーズ・ヌートバーとともに名前をコールされ整列。割れんばかりの大歓声で迎えられ、喝采を一身に浴びた。