大会は3月8日に開幕、侍ジャパンの初戦は9日
いよいよ開幕する『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』。2017年以来、6年ぶり5回目となる野球世界一決定戦がついにはじまる。
大会に先立ち、明らかとなった今大会の試合規定について改めておさらいしておきたい。
侍ジャパンが壮行試合でもテストを実施していたように、延長戦は10回からいきなり無死二塁スタートのタイブレークに突入。打順は9回終了時から引き継ぐ形となり、先頭打者の直前の打順の選手か、その代走が二塁走者となる。
また、国際大会ではおなじみとなった「球数制限」も設けられており、今回は1次ラウンドでは65球、準々決勝ラウンドでは80球、準決勝と決勝では95球を超えて投げることができない。
さらに1回の登板で50球以上を投げた場合、その投手は次の登板まで中4日の間隔を空けなければならない。50球以上の場合でも30球以上か、もしくはそれ以下でも2日連続で投げた場合には、次の登板まで中1日を空けることが規則で定められている。
『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』試合規定
■ DH制
DH制を採用する。
☆先発投手が降板後も指名打者として出場を続けることが可能な「大谷ルール」も採用。
■ 延長戦
9回を終えて決着がつかない場合、10回以降は無死二塁からタイブレーク制を実施。
打順は9回終了時点から引き継ぎ、先頭打者の直前の打順の選手(またはその代走者)が二塁走者となる。
■ コールドゲーム
7回以降に10点差、5回以降に15点差がついた場合にはコールドゲームとする。
■ 投手の球数制限
1試合につき1次ラウンドでは65球、準々決勝ラウンドでは80球、準決勝と決勝では95球を超えて投げることはできない。
ただし、ある打者の打席中に投球数制限に達した場合は、その打席完了まで投球できる。
50球以上投げた場合、次の登板まで中4日をあけなければならない。
30球以上、または2日連続で投げた場合は、次の登板まで中1日をあけなければならない。
■ 使用球
WBC公認球を使用。
■ チャレンジ
リプレー検証は、MLBの規定に準じて行われる。
ただし、監督によるチャレンジについては、決勝ラウンドでは2回失敗するまで、それ以外の試合では1回失敗するまで、可能とする。
■ 1次ラウンドの順位決定方法
勝率が並んだチームは、以下の方法で順位を決定する。
(1)2チームが同率の場合:直接対決で勝ったチームが上位となる。
(2)3チーム以上が同率の場合:
1. そのうちの1チームが他のチームとの試合にすべて勝利した場合は、そのチームが上位となる。
(同様に、そのうちの1チームが、他のチームとの対戦にすべて敗れた場合、そのチームは下位となる。)
2. 同率チーム間の対戦で、守備アウト数あたりの失点数が少ない。
3. 同率チーム間の対戦で、守備アウト数あたりの自責点数が少ない。
4. 同率チーム間の対戦で、打率が高い。
5. WBCIによる抽選。
■ ワンポイントリリーフ禁止ルール
公式野球規則5.10項にある「ワンポイントリリーフ禁止ルール」は、本大会でも適用される。