侍ナインにも浸透「ペッパーミル」

　野球日本代表「侍ジャパン」のラーズ・ヌートバー選手（MLBカージナルス）が6日、『カーネクスト WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合』阪神戦で代表デビュー初安打初打点をマークした。

　名古屋での中日2連戦は規定により出場できなかったが、この日からメジャーリーガーの試合出場が解禁され、ヌートバーは「1番・中堅」で先発出場。

　第1打席は阪神先発・才木浩人のボールをじっと見極め、カウント3－1からの5球目を中前へ弾き返すと、3回二死三塁のチャンスで迎えた第2打席では初球から積極的にスイング。カウント1－1から3球目のスライダーを中前へ運ぶ2打席連続安打で、代表初打点も挙げた。

　“たっちゃん”が放った先制タイムリーに、ベンチでは村上宗隆（ヤクルト）らが、ヌートバーのパフォーマンスでもある「ペッパーミル（※胡椒を挽く動き）」ポーズで祝福。

　直後にセンターの守備に就く際には、レフトスタンドの侍ジャパン応援団から「タツジ」コールを受け、二塁手・山田哲人に促されるように帽子を取って応答。日本プロ野球ではお馴染みの作法も身に着けた。


▼ ヌートバー選手・談話
強い真っ直ぐを投げていたので、目付けを高めにして、その真っ直ぐをしっかり打ち返せたので良かったです。