「本戦も頑張ります」
野球日本代表「侍ジャパン」の山本由伸投手(オリックス)が6日、強化試合の阪神戦に先発登板。3回1失点という投球内容で、本番に向けて順調な仕上がりぶりを披露した。
初回は1番・近本光司に対し真っ向勝負で遊直に抑えると、2番・渡邉諒の2球目では158キロをマークし、球場を湧かせた。
3番・板山には高めに浮いたフォークを捉えられるも、4番・大山悠輔には直球で空振り三振に斬る立ち上がり。
2回は先頭、佐藤輝明を高めの直球で詰まらせ三邪飛。6番・糸原健斗に対しては157キロの直球で空振り三振の抑え、後続も打ち取った。
続く3回は8番・梅野隆太郎をフォークで空振り三振、9番・木浪聖也を二ゴロとアウトを重ねた山本。しかし、近本に投じたこの日最速タイの159キロの直球をライトスタンドに運ばれた。
その後は連打を許してピンチを背負うも、4番・大山を直球で空振り三振に抑えている。
山本は3回50球を投げ4奪三振、1失点、被安打は4という内容。自身の投球を振り返って、「失点はしましたが、色々なことを試して良い感覚が戻ってきました。本戦も頑張ります」と好感触を口にした。