ニュース 2023.03.06. 22:20

「十分に上を狙える」大谷翔平がチームの雰囲気に手応え 世界一奪還に向けて最高の第一歩

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侍ジャパン・大谷翔平

「良い雰囲気で全員が戦えている」


 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平(エンゼルス)が6日、阪神との強化試合に「3番・指名打者」で先発。チーム合流後初の実戦となる中、2打席連続本塁打を放って6打点の大暴れを見せた。


 試合後のヒーローインタビューに登場した背番号16は、「今日はじめてのゲームだったんですが、良い雰囲気で全員が戦えていると思う」と手ごたえを口にした。

 2打席目に放った膝をつきながらの衝撃アーチについては、「1打席目(空振り三振)で反応が悪いかなと思ったんですが、なんとか2打席目に修正しながらできて、良い打席だったなと思う」と振り返り、「才木投手も素晴らしいボールを投げていたので、なんとか負けないようにと。2ストライクでしたけど、良い角度で振ることができたんじゃないかなと」と飄々と振り返った。

 さらに5回の第3打席で放った2発目にも、「フルカウントだったので、シンプルに甘い球を打とうと」とコメント。「ちょっと詰まりましたけど、力でなんとか運べて良かった」と驚愕のパワーを日本の野球ファンに見せつけた。


 8-1の快勝に関しては、「チーム的には、最初のヌートバー選手の先制点が一番大きかったと思う。そこから良い感じで力が抜けてできた。良い試合だったなと思います」と笑顔。同じくこの日が初実戦だったヌートバーについては、「最初の打席もいきなり打ってくれて、本当に勢いづけてくれた」とその活躍を称える。

 いよいよ開幕が迫る中、「僕自身、今のところ調整は順調。あとはチーム全員で調子をもっともっと上げていって初戦を迎えることができれば、十分に上を狙えるんじゃないかなと思います」とここまでを振り返り、「ダルビッシュさんをはじめチーム一丸、良い雰囲気でやれている。僕は僕で自分の仕事をまずしっかりと」と意気込みを語った。


 「明日もう1試合あるので、まずは明日に向けて調整したい。まだまだ声援が足りないので、もっともっと大きな声援をお願いします」

 最後はこう締めくくり、場内を再び沸かせた日本の至宝。世界一奪還に向けて、大谷としては自身初のWBCに向けて、これ以上ないスタートとなった。



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