開幕戦はオランダが勝利

試合終了

オランダ

4

-

2

キューバ

台中インターコンチネンタル

◆ 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™
【1次ラウンド・プールA】
● キューバ 2 - 4 オランダ ○
<3月8日 台中>

 『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』が台中インターコンチネンタル野球場で開幕。オープニングゲームとなったプールAのキューバ-オランダの一戦は、4-2でオランダが制した。

 キューバは先発が中日所属のY.ロドリゲス、オランダは「6番・指名打者」でW.バレンティンがスタメン出場と日本と縁の深い選手たちもいきなり登場したこの試合。先手を取ったのはキューバだった。

 2回二死一塁の場面で9番のY.ムヒカが右翼線突破の二塁打。この間に一塁からY.ギベルトが長駆生還し、キューバが今大会最初の得点をマークする。

 一方のオランダも3回に内野安打をキッカケに二死二塁のチャンスを作り、D.グレゴリアスがレフト前に運ぶ適時打。すぐさま試合を振り出しに戻した。

 その後は両者とも四死球で走者は出しながら、決め手に欠く展開。1-1の状態が続いて行く。こう着状態に終止符が打たれたのは6回、オランダ打線がキューバの2番手O.ガルシアを攻め立てる。

 先頭のD.グレゴリアスが四球で出ると、J.スコープも安打でつないで無死一・二塁。かつて中日や阪神でプレーした左腕をマウンドから降ろすと、3番手のC.ビエラに対してW.バレンティンは三振に倒れたが、つづくJ.パラシオスがセンターに抜けて行く適時打。オランダが逆転に成功する。

 なおも二死二・三塁からC.トロンプがセンター前にポトリと落とす一打。この間に二者が還り、4-1とオランダがリードを拡大した。

 キューバも直後の7回にY.ムヒカの内野ゴロで1点を返したが、8回一死二塁のチャンスはあと一本が出ず。

 8回にはビハインドの状況ながらL.モイネロを投入するなど9回の逆襲にかけたが、オランダもW.フロラヌスをマウンドに送って反撃を阻止。3人斬りで締め、オランダが4-2で初戦を取った。

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