侍ジャパンの今永昇太（DeNA）は8日、9日に行われる『2023 ワールドベースボールクラシック』初戦の中国戦を前に会見を行った。

　今永は「宮崎合宿から始まって2週間ちょっとですけど、本当に家族のようなチームづくりができていると思いますし、ダルビッシュさんをはじめ年上の方々がいいチームの雰囲気を作っていただいて、明日（9日）いよいよ始まるなと。ピリピリした雰囲気もあるんですけど、和やかな空気が流れている」と現在のチームの状態について語った。

　投手陣のコミュニケーションについても「家族のような、冗談も言い合えますし、でも技術を教えあったり、お互いを高めあったり、時には弱みを見せながらそのような関係性を築き上げられている」と良好な関係が築けている。「本当に宮崎合宿から参加してくださったダルビッシュさんに感謝していますし、あの人がいなければ大会前にこのような心境で投手陣がいられることはなかったのかなと感じています」とダルビッシュ有（パドレス）の存在に感謝した。

　今永自身は、WBC期間中、第2先発での起用が予想される。「ものすごく状態が良いですし、例年に比べてもいい仕上がりができているんじゃないかなと感じています。また心の方もきっちりと準備してきたのでいつどこで何を言われても、自分のパフォーマンスを出さなければいけないという使命感を持って試合に臨めればと思います」と、心も技術も充実している。

　「これだけたくさんの素晴らしい選手の中で野球ができるので、開幕にワクワクしますし、世界一という目標をみんな持っていますけど、明日（9日）から一歩一歩階段登るように進めていって、みんなが目指すものを掴み取れればと思います」。抜群のチームワークで世界一を目指す。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）