2023.03.09 19:00 | ||||
日本 | 8 | 終了 | 1 | 中国 |
東京ドーム |
“大谷ルール”適用で指名打者で出場継続
野球日本代表・侍ジャパンの大谷翔平選手(28)が、9日に開幕した『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』の初戦・中国代表戦に「3番・投手」で先発出場。投げては相手打線を4回1安打無失点に抑え、打っては貴重な追加点となる2点適時二塁打を放った。
開幕投手として1回表のマウンドに上がった二刀流。先頭のリャン・ペイをスライダーで空振り三振に仕留めると、続くヤン・ジンは遊ゴロ。元ソフトバンクの3番・真砂は三ゴロに仕留め、初回のマウンドをテンポ良く11球で降りた。2回は4番のチェン・チェンを一ゴロに仕留めると、続くレイ・チャンに対する3球目が160キロを計測。場内のファンからどよめきが起こった。レイ・チャンを見逃し三振に仕留めると、続くツァオ・ジエは空振り三振。この回も11球で3つのアウトを重ねた。
3回は一死から中前へ落ちそうな打球を許したが、中堅・ヌートバー(カージナルス)が最後はスライディングしながら好捕。大谷は万歳のポーズで感謝の意を示した。続く9番のリ・ニンはボテボテの二ゴロ。序盤3回をパーフェクトで終えた。4回は一死から初被安打となる左前打を許したが、後続を連続三振斬り。大事な初戦登板を4回49球、1安打無失点、5奪三振無四球の快投で終えた。
打席では1回裏、無死一、二塁でストレートの四球を選び、続く村上(ヤクルト)の先制点となる押し出し四球につなげた。1点リードで迎えた2回の第2打席は二死満塁の好機で遊ゴロ。それでも1点リードで迎えた4回の第3打席は、再び一死一、三塁の好機で左中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ちチームのリードを3-0に広げた。
大谷は5回からマウンドを2番手・戸郷(巨人)に譲り、投手としては4回無失点の快投でお役御免。今大会はメジャーでお馴染みとなった降板後も指名打者として打順に残れる、通称「大谷ルール」が適用されるため、二刀流はマウンドを降りたあとも「3番・指名打者」として出場を続けている。