ニュース 2023.03.09. 22:53

侍ジャパン16残塁も白星発進 大谷4回無失点&2安打2打点、牧がチーム1号

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8回に山田の左前適時打で生還した三塁走者の大谷(右)
2023.03.09 19:00
日本 8 終了 1 中国
東京ドーム
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™
【1次ラウンド・プールB】
○ 侍ジャパン 8 - 1 中国 ●
<3月9日 東京ドーム>

『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』が9日に開幕。野球日本代表・侍ジャパンは中国代表との初陣に臨み、中盤まで苦戦を強いられながらも白星スタートを切った。

 序盤から拙攻が続いた。初回は押し出し含む3者連続四球で幸先よく先制したものの、なおも無死満塁の好機で無得点。2回までに6四球をもらいながら、走塁ミスもあり1点しか奪えなかった。4回に3番・大谷(エンゼルス)の左翼フェンス直撃の2点適時二塁打で3-0としたが、その後も残塁の山。6回までに12残塁を記録した。

 それでも、メジャーを席巻する二刀流が投打で大活躍。打っては8回にも痛烈な右前打を放ち、4打数2安打2打点。先発投手としては最速160キロをマークするなど、4回1安打無失点、5奪三振無四球の快投で開幕投手の役割を果たした。

 6回に2番手・戸郷(巨人)がソロ本塁打を浴び2点差に迫られたが、7回は一死一、二塁のピンチで2者連続三振斬り。その裏の攻撃で7番・牧(DeNA)が今大会チーム1号となるソロ本塁打を右翼席へ運んだ。8回は途中出場・山田(ヤクルト)の左前適時打、9番・甲斐(ソフトバンク)の左翼線2点適時二塁打などでダメ押しとなる4点を追加。投手陣は8回以降、湯浅(阪神)、伊藤(日本ハム)がそれぞれ1回無失点で締めた。

「1番・中堅」で出場したヌートバー(カージナルス)は、初回に先制点の足掛かりとなる中前打を放つなど、4打数2安打、2四球1盗塁と打線を牽引。守備では3回、華麗なスライディングキャッチを披露しファンを沸かせた。

 投手陣は1失点リレーと上々のスタートを切ったが、攻撃陣は17四死球をもらいながら8回までに16残塁を記録。課題も残った開幕戦となった。
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