「ブルペンでは緊張しました」
野球日本代表「侍ジャパン」の湯浅京己投手(阪神)が9日、『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』の初戦・中国戦に3番手として登板。圧巻の投球で中国打線を捻じ伏せた。
栗山監督からは「直前」のタイミングで登板を伝えられたという湯浅は、4-1と3点リードの8回からマウンドへ。
先頭のルオ・ジンジュンに対しては、フルカウントから152キロの直球で空振り三振。続くリ・ニンには直球をファウルで粘られるも、最後はフォークで空振り三振に仕留める。
そして1番に戻ってリャン・ペイは、第3打席で本塁打を放っている打者。その相手を3球で追い込むと、最後は低めボール球の153キロで空振り三振。圧巻の三者連続三振で流れを引き寄せた。
大舞台のマウンドを終えた湯浅は「ブルペンでも良い感覚で投げられていた。ブルペンでは緊張しましたけど、マウンドではいつも通り投げられたかなと思います」と頼もしく言い切る。
また、三者連続三振という自身の投球については、「三振がとれたら気持ちいいですし、追い込んでからは狙いにいっていたので、取れてよかったとホッとしてます」と振り返った。
次回の登板に向けては「マウンドで自分のやるべきことをやるだけだと思うので、しっかり準備していきたい」とコメント。23歳の若き右腕も、世界一に向けて好スタートを切った。