2023.03.09 19:00 | ||||
日本 | 8 | 終了 | 1 | 中国 |
東京ドーム |
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™
【1次ラウンド・プールB】○ 侍ジャパン 8 - 1 中国 ●
<3月9日 東京ドーム>
野球日本代表「侍ジャパン」はWBC初戦を制し白星発進。打撃の状態が心配されていた山田哲人選手(ヤクルト)にも待望の一打が飛び出した。
スタメンから外れベンチ待機していた山田は、3点リードの8回表から牧秀悟に代わって二塁の守備に就き途中出場。直後の8回裏一死満塁で打席を迎えると、カウント3-1から右腕のイー・ジェンが投じた135キロをとらえ弾丸ライナーで左前へ。代表合流後では、2月末の壮行試合も含め17打席目の初安打となった。
「やまーだてつと」の大合唱で背中を押していたファンは、バットを振り抜いた瞬間に大歓声。一塁ベース上で笑みを浮かべる背番号1が放った適時打に、ベンチのチームメイトも飛び上がって祝福した。
試合後、記者会見に出席した栗山英樹監督は、山田の適時打について多くを語らなかったものの、「すごく嬉しかったですね。本当に嬉しかった。ひたすら嬉しかったです」と笑顔。
山田も「すごい緊張しましたね。ここからだというか、結果は出てなかったですけど、思い切りプレーするだけなので、集中して思い切り振りました。素直に嬉しかったです」と喜びを口にした。
見事“本番”で期待に答える結果を残したが、「世界一になるためには6試合ある。残りの試合も与えられたところでしっかり結果を出すだけなので、今日みたいな1本が出れば」とコメント。
10日の1次ラウンド2戦目は、19年プレミア12、21年東京オリンピックと、山田が決勝打を放ってきた韓国相手だが、「対戦相手がどこであれやるべきことは同じ」と話し、「勝ちにこだわって、チーム一丸となって戦いたいと思います」と力を込めた。