ニュース 2023.03.10. 16:04

WBC初出場のチェコが中国に逆転勝ち!歴史的一勝で11日・日本戦へ弾み

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逆転3ランを放ったM.ムジク (C) 産経新聞社

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™

【1次ラウンド・プールB】
● 中国 5 - 8 チェコ ○
<3月10日 東京ドーム>

 9日に開幕した『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』。2日目の第1試合では大会初出場のチェコが中国と対戦し、8-5で逆転勝ち。嬉しいWBC初勝利を挙げた。


 チェコは初回、先頭からの連打で無死一・三塁のチャンスをつくると、3番のM.クラップが右翼へ犠飛。これを右翼手のリャン・ペイが落球し、1点が入ってなおも無死一・二塁とチャンスが残る。そこから一死満塁とし、6番のM.ムジクが再びライトへ犠飛。初回から2点を先制した。

 さらに3回にはM.メンシクがレフトスタンドに叩き込むソロ。リードを3点に拡げると、5回に内野ゴロの間に1点を返されるも、直後の6回表にF.スモーラの内野安打の間に1点を挙げ、再びリードを3点に戻す。

 ところが終盤7回に中国の反撃に遭い、犠飛と3本の適時打で計4失点。4-5と一気に試合をひっくり返されてしまう。8回表の攻撃も無得点に終わり、そのまま1点差で9回表を迎えた。


 先頭のM.クラップが空振り三振に倒れ、あとアウト2つで敗北が迫る中、M.セルヴェンカが四球をもぎ取ると、M.メンシクがレフトへの二塁打を放って一死二・三塁のチャンス。一打逆転の好機を作る。

 相手もここで投手をチュ・グォンに交代してきたが、打席に入ったM.ムジクはその初球を強打。高々と舞い上がった打球はレフトのポール際へと吸い込まれ、これが値千金の逆転3ラン。7-5と試合をひっくり返した。

 さらに二死からP.ジマが二塁打を放ち、F.スモーラの適時打でもう1点を追加。8-5の9回裏は7回途中から登板したM.ミナリクが走者を背負いながらも締め、そのまま勝利。チェコがWBC初出場の初戦で劇的な初勝利を挙げた。


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