ニュース 2023.03.10. 18:05

WBC初出場のチェコが劇的初勝利「奇跡が起こった」次戦は侍ジャパンと対戦

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逆転で大会初勝利を挙げたチェコ代表 (C) 産経新聞社
2023.03.10 12:00
中国 5 終了 8 チェコ
東京ドーム

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™

【1次ラウンド・プールB】
● 中国 5 - 8 チェコ共和国 ○
<3月10日 東京ドーム>

 『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』が10日に行われ、予選を勝ち抜いて大会初出場を果たしたチェコ共和国が、記念すべき初戦を劇的な逆転勝利で飾った。


 序盤から試合の主導権を握り、先発のD.パディサックは4回まで無安打・無失点と好投していたが、後を受けたリリーフ陣が安定せず、7回に3番手の19歳右腕M.コバラが捕まり一挙4失点。終盤に試合をひっくり返される苦しい試合展開だった。

 それでも4-5の1点ビハインドで迎えた9回、一死二・三塁のチャンスを作ると、6番のM.ムジクが左翼ポール際に値千金の1号逆転3ラン。さらに下位打線も繋がり、一挙4得点で再逆転に成功し、土壇場の集中打でWBC初勝利を手繰り寄せた。


 決勝弾の瞬間に頭を抱えて喜びを表現していたパベル・ハジム監督は、「7回の四球絡みの失点から流れが変わったが、その後に奇跡が起こった」と逆転の瞬間を振り返り、「本当に素晴らしい気持ちです」と勝利の余韻を噛み締めた。

 また、「まず最初の目標は達成しました。今日勝ったことによって4年後のWBCの参加権も得た」と同国の野球文化発展にも寄与する価値ある1勝だったことを強調しつつ、「このグルーブBで成功を収めたいと思う。こんなに素晴らしい大会で、絶対に負けることのない日本と対戦することを楽しみにしています」と11日の日本戦へ向けた意気込みも口にした。


1次ラウンド・プールB(東京)

1勝0敗 日本
1勝0敗 オーストラリア
1勝0敗 チェコ共和国
0勝1敗 韓国
0勝2敗 中国
⇒ 上位2チームが準々決勝進出

※3月10日・第1試合終了時点



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