練習からスタンドを沸かす
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平が10日、韓国戦の試合前に行われたフリー打撃で10本の柵越えを放ち、東京ドームのファンを沸かせた。
打撃ゲージに入る前には、2006年の第1回WBCで日本代表の指揮を執った王貞治氏(現・ソフトバンク会長)や、日本代表前監督の稲葉篤紀氏(現・日本ハムGM)と談笑。背番号16がグラウンドに姿を現すと、大きな歓声と拍手が沸き起こった。
ライバルの韓国チームが練習を開始する直前、ラーズ・ヌートバーと交互に打撃練習を繰り返すと、看板に直撃する特大アーチを披露するなど、計10本の柵越えを記録。再びスタンドを沸かせた。
この日は前日の中国戦に引き続き「3番・指名打者」での出場が発表された。
投打二刀流で初戦勝利に導いた男に、大事な韓国戦で今大会初アーチが飛び出すか、注目だ。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)