2023年3月4日。マスクを着用した状態で声を出しての応援が解禁となり、ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムに選手たちを後押しするあの大声援が戻ってきた。
ロッテの美馬学は19年オフに楽天からFAでロッテに加入した際、「今年(2019年)は東京ドームで投げさせていただいたときに、正直あの応援に圧倒されたというのがあったので、その応援を味方にできるというのは嬉しく思います」と、マリーンズファンを味方にして投げることをとても楽しみにしていた。
しかし、20年3月に世界的に新型コロナウイルスが大流行。オープン戦は無観客で開催したものの、当初3月20日に予定されていたプロ野球の開幕は延期。結局6月19日に無観客でプロ野球が開幕し、人数制限などをして公式戦を開催した。21年、22年は143試合の公式戦を開催し、CS、日本シリーズを戦ったが、応援スタイルはなかなか日常に戻ることがなかった。昨季まで3年間マリンスタジアムでの声を出しての応援ができなかったため、手拍子の応援はあったが、美馬は移籍してからの3年間、マリーンズファンの“声”での後押しを受けたことがない。
2023年3月5日のヤクルトとのオープン戦。声出し応援が解禁となり、移籍後マリンスタジアムでは初めて『み〜ま、み〜ま』の大コールを受けてマウンドに上がった。
「応援があるだけで雰囲気が変わるので、いいチームだなと思います」。
マリーンズの攻撃が終了し、美馬が次のイニングに向けてマウンドへ向かう時も、いつものコールがマリンスタジアムに響き渡った。
「何もなかったのに慣れていたので、コールがあると頑張ろうという気持ちになります」。ファンの美馬コールは、美馬の気持ちを奮い立たせている。
今季、移籍4年目にして初めて、マリーンズファンの大声援を受けて戦うことになる。「応援はすごいなと改めて思いました。解禁の日、溜めていたものがという感じの応援だったので、あの応援がシーズンも入って人が増えて応援が大きくなると考えたら力になるなと思います」。
マリーンズファンの声が選手の力になり、選手たちの活躍、パワーにつながっている。マリーンズの選手たちには熱いファンがついている。この声援を味方に、今季も熱い投球でチームに白星をたくさんもたらし、マリーンズファンを笑顔にさせて欲しい。そして秋には、選手、スタッフ、ファンがZOZOマリンスタジアムで歓喜の瞬間を迎え、大きな声を出して喜びを分かち合いたい。
取材・文=岩下雄太
ロッテの美馬学は19年オフに楽天からFAでロッテに加入した際、「今年(2019年)は東京ドームで投げさせていただいたときに、正直あの応援に圧倒されたというのがあったので、その応援を味方にできるというのは嬉しく思います」と、マリーンズファンを味方にして投げることをとても楽しみにしていた。
しかし、20年3月に世界的に新型コロナウイルスが大流行。オープン戦は無観客で開催したものの、当初3月20日に予定されていたプロ野球の開幕は延期。結局6月19日に無観客でプロ野球が開幕し、人数制限などをして公式戦を開催した。21年、22年は143試合の公式戦を開催し、CS、日本シリーズを戦ったが、応援スタイルはなかなか日常に戻ることがなかった。昨季まで3年間マリンスタジアムでの声を出しての応援ができなかったため、手拍子の応援はあったが、美馬は移籍してからの3年間、マリーンズファンの“声”での後押しを受けたことがない。
2023年3月5日のヤクルトとのオープン戦。声出し応援が解禁となり、移籍後マリンスタジアムでは初めて『み〜ま、み〜ま』の大コールを受けてマウンドに上がった。
「応援があるだけで雰囲気が変わるので、いいチームだなと思います」。
マリーンズの攻撃が終了し、美馬が次のイニングに向けてマウンドへ向かう時も、いつものコールがマリンスタジアムに響き渡った。
「何もなかったのに慣れていたので、コールがあると頑張ろうという気持ちになります」。ファンの美馬コールは、美馬の気持ちを奮い立たせている。
今季、移籍4年目にして初めて、マリーンズファンの大声援を受けて戦うことになる。「応援はすごいなと改めて思いました。解禁の日、溜めていたものがという感じの応援だったので、あの応援がシーズンも入って人が増えて応援が大きくなると考えたら力になるなと思います」。
マリーンズファンの声が選手の力になり、選手たちの活躍、パワーにつながっている。マリーンズの選手たちには熱いファンがついている。この声援を味方に、今季も熱い投球でチームに白星をたくさんもたらし、マリーンズファンを笑顔にさせて欲しい。そして秋には、選手、スタッフ、ファンがZOZOマリンスタジアムで歓喜の瞬間を迎え、大きな声を出して喜びを分かち合いたい。
取材・文=岩下雄太