2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™

【1次ラウンド・プールB】
○ 日本　10 － 2　チェコ共和国 ●
＜3月11日　東京ドーム＞

　『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』3日目の11日、チェコ共和国代表は野球日本代表「侍ジャパン」と対戦したが、8点差をつけられ大敗。1勝1敗で12日の韓国戦に臨むことになった。


　“令和の怪物”佐々木朗希を相手に、初回二死から3番のM.クラップが左翼線突破の二塁打を放つと、つづくM.セルヴェンカの遊ゴロが中野拓夢の悪送球を誘い先制。

　投げては先発右腕のO.サトリアも120キロ台のストレートとチェンジアップを散らした投球で、初回を三者凡退に抑えるなど、上々の滑り出しだった。

　しかし、1－0で迎えた3回に5番・吉田正尚に逆転打を許すと、続く4回には140キロ台後半のボールを投げ込む2番手のL.フラウチが侍ジャパン打線に捕まり4失点。

　チームで唯一メジャーリーグ経験がある2番のE.ソガードが2安打を放つなど、上位打線は快音を響かせたが、試合中盤以降に地力の差を見せつけられた。


　それでも試合終了後には、東京ドームを埋め尽くした大観衆から拍手が送られるシーンも。

　チェコ代表を率いるパベル・ハジム監督は「満員のスタジアムでプレーできたことは“感激”以外の何ものでもありません」と万感の思いを口にし、「日本代表は選手もファンも世界一だと思います」と話した。

　予選を勝ち抜き辿り着いた大舞台には、初戦同様に応援団も駆けつけ、三塁側内野席の一角ではチェコ国旗が揺れた。

　野球文化の普及を目指す同国代表の指揮官は「チェコ国内での野球人気は自然と高まってくると思う。開拓者としてベースボールのパワーを知らせることができたと思う」と、ここまでの戦いぶりに胸を張った。

　次戦は韓国が相手。「昨日は日本に負けたけど、韓国は素晴らしい選手たちがいる」と韓国代表をリスペクトしつつ、歴史的なWBC本大会2勝目を目指し「私たちは存分に力いっぱい戦っていきます」と意気込んだ。

1次ラウンド・プールB（東京）

3勝0敗　日本
2勝0敗　オーストラリア
1勝1敗　チェコ共和国
0勝2敗　韓国
0勝3敗　中国
⇒ 上位2チームが準々決勝進出
※3月11日終了時点