2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™
【1次ラウンド・プールD】○ プエルトリコ 9 - 1 ニカラグア ●
<日本時間3月12日 ローンデポ・パーク>
8日に開幕した『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』は現地時間11日にプールDが開幕。初戦は悲願の初優勝を目指すプエルトリコが初出場のニカラグアを破り、初戦を白星で飾った。
初回、内野ゴロの間に先制点を挙げたプエルトリコ。幸先良いスタートを切ったかに見えたが、2回以降は相手先発のC.ロドリゲスの前にチャンスを作りながら攻めあぐねていると、5回に先発のM.ストローマンが二死からE.ミランダに被弾。試合を振り出しに戻されてしまう。
それでもその裏、相手の投手が交代したのをキッカケに、F.リンドーアの適時内野安打など5安打集中で一挙5得点。勝ち越して突き放すことに成功すると、7回にもC.バスケスの適時打などで3得点。終わってみれば11安打・9得点で快勝を収めた。
2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™
【1次ラウンド・プールD】○ ベネズエラ 5 - 1 ドミニカ共和国 ●
<日本時間3月12日 ローンデポ・パーク>
続いてこの日の第2試合では、優勝候補と目されるドミニカ共和国が登場。昨季のナ・リーグ『サイ・ヤング賞』に満票で選出されたサンディ・アルカンタラが満を持して先発のマウンドに上がったが、そこに立ちはだかったのが初優勝を目指すベネズエラだった。
初回に1点を失うものの、2回裏にA.サンタンダーの本塁打ですぐさま同点。試合を振り出しに戻すと、4回には二死満塁からD.ペラルタが勝ち越しの2点適時打。逆転に成功し、アルカンタラをマウンドから引きずり降ろした。
リードを奪った後は先発のM.ペレスからJ.ルイーズを挟み、5回からは昨季アストロズで15勝を挙げたL.ガルシアを投入。先発陣の一角をつぎ込み、7回までの3イニングを7奪三振で無失点に抑える快投を見せる。
その間に打線もD.ペラルタの2打席連続となる適時打で追加点を挙げて4-1とリードを拡大。終盤8回はJ.キハダがピンチを招きながらも踏ん張ると、直後の8回裏にはE.スアレスが適時打。4点差の9回表はJ.アルバラードが締めて逃げ切った。
ベネズエラはWBC本大会で0勝4敗と一度も勝ったことがなかった宿敵を破り、初優勝に向けてこれ以上ないスタートとなった。
一方、アメリカと並ぶ優勝候補の本命として注目を浴びるドミニカ共和国はまさかの黒星発進。「死の組」プールDの今後から目が離せない。
1次ラウンド・プールD(アメリカ・マイアミ)
1勝0敗 プエルトリコ
1勝0敗 ベネズエラ
0勝0敗 イスラエル
0勝1敗 ドミニカ共和国
0勝1敗 ニカラグア
⇒ 上位2チームが準々決勝進出
※日本時間3月12日終了時点