2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™

【1次ラウンド・プールB】
○ 韓国　7 － 3　チェコ共和国 ●
＜3月12日　東京ドーム＞

　『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』4日目の12日、チェコ共和国は韓国と対戦。WBC本大会2勝目を目指したが、前夜の日本戦に続き2連敗を喫した。


　先発のL.エルコリが初回から打者一巡の猛攻を受け5失点。2回途中から登板した2番手左腕のJ.バルトが7回までの5回2/3を1失点に抑える好リリーフを見せ、打線も7回に5番のM.メンシクが適時二塁打を放つなど反撃を見せたものの、最後まで序盤の大量失点が重くのしかかった。

　それでも、試合終盤にはチェコの応援団に加え、侍ジャパンのユニフォームを着用する日本のファンも手拍子で後押し。前夜の試合後に互いに健闘を称えた両国の野球ファンが、グラウンド上で奮闘するナインにエールを送った。

　こうしたスタンドの光景を目にしたチェコ代表のパベル・ハジム監督は、「本当に素晴らしい気持ちです。東京ドームで日本のファンの皆さんは本当に素晴らしいと感じました。こんなに野球を愛しているファンはいないと思います」と前夜に続きファンに感謝。「皆さん、ぜひ我々の野球シーズンにプラハに来てほしいし、私たちの野球を、そして街を見に来てほしいです。歓迎します」と呼びかけた。

　また、この試合で攻守に上回った韓国代表にも敬意を示しつつ、「チェコ代表はそのレベルには立っていないかもしれないけど、いつかそのレベルに達したいと思う」ともコメント。「アジアのチームがヨーロッパのチームと戦う、そうした野球交流を続けていければと思います」とし、チェコ国内のみならず欧州の球界発展も願った。