「徐々に準備の仕方がわかってきた」
野球日本代表「侍ジャパン」の高橋奎二投手(ヤクルト)が12日、『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』のオーストラリア戦に2番手として登板。2回無失点と好投した。
先発の山本由伸の後を受けて、5回からマウンドに登った左腕。これが今大会初登板となった。
独特の緊張感にも戸惑うことなく、5番のA.ホワイトフィールドをフルカウントから150キロの速球で空振り三振に仕留めると、後続も抑え三者凡退の立ち上がり。
6回は一死からU.ボヤルスキーに152キロの直球をセンターに運ばれるも、続くJ.マカードルを3球三振。A.ホールは中飛に打ち取った。
高橋は2イニングを投げて2奪三振・無失点と好投。被安打もわずかに1本だった。
堂々のWBCデビューを果たした高橋は「緊張感の中で、満員のお客さんの前で投げられたことはいい経験になりましたし、楽しかったです」とコメント。
シーズンとは異なる第2先発としての登板だったことに関しては「先発と違って時間が決まっていないので、その辺の難しさはあったんですけど、中継ぎの方から話を聞いて、この辺から肩を作るとかを湯浅とかから聞いて、徐々に準備の仕方がわかってきた」と語っている。
次からは負けが許されないトーナメント戦。若き左腕は「一人一人が一戦一戦という気持ちを持って戦いたい」と力強く意気込んだ。