2023.03.16 19:00 | ||||
日本 | 9 | 終了 | 3 | イタリア |
東京ドーム |
フリー打撃で看板直撃弾
野球日本代表「侍ジャパン」は14日に東京ドームで全体練習を行い、村上宗隆選手(ヤクルト)がフリー打撃で看板に直撃する当たりも見せるなど、快音を響かせた。
『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』では4戦合計14打数2安打、打率.143と苦しんだ。それでも「明後日(16日・イタリア戦)しっかり打てるように頑張りたいなと思います」と前向きに語った村上。
チームは4連勝を飾り、「勝ったことが一番なので、自分の状態としてはすごく打てていないのが続いていますけど、とにかく勝てたことが一番なので。短期決戦は勝つことがこれから先はもっともっと大事になってきますし、そこだけかなという風に思います」と、話した。
そんな村上の“打順変更の可能性”について問われた栗山英樹監督は、「まだ明日の練習もあるので、もちろん状態確認はしますけど、(オーダーは)ひとりの選手がどうのこうのということではないので。全体のバランスとして一番勝ちやすい形を探るということなので」と答えた。
これまで「4番・村上」の後を打ってきた吉田正尚選手(MLBレッドソックス)は、「(今の状態について)本人が一番わかっていると思いますし、トレーニング含め自分でしっかりここまできたキャリアというのはすごいこと」と話し、「タイミングとかそんな小さなことだと思うので、特に心配してないですし、4番としてどっしり座っていることが大きなことだと思う。村上選手だけじゃなくて、ひとりひとりが役割を全うしていると思う」と、チームが一体となっていることをうかがわせた。
「勝つことだけ、負けたら終わりなので、勝てるように頑張りたいと思います」と、村上もチームの「勝利」について強調。チーム全員の思いは、たしかに世界一へ向かっている。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)