「WBC決勝で登板」の可能性も想定
『AP通信』は13日(日本時間14日)、パドレスのボブ・メルビン監督が3月30日のシーズン開幕に向けて、「先発ローテーションの再編」を示唆していることを報じた。
具体的には開幕ローテの“6人制”がプランとして挙がっていると言い、この裏には開幕から25日間で24試合を消化しなくてはならないというスケジュール面の事情に加え、開幕直前まで行われるWBCの影響というのも考えられる。
侍ジャパンの一員として参戦しているダルビッシュ有投手に関して、メルビン監督は「彼の(WBCでの登板)スケジュールが現時点では分からないので、どこで投げさせるかは決めていない」とコメント。続けて「彼が自国のために投げているという事実を受け入れれば、どうしようもない問題も出てくる」と胸中を明かした。
これに対し、フレッド・グッドオール記者は「ダルビッシュは21日(日本時間22日)のWBC決勝戦に先発する可能性もあるため、先発ローテの最後に組み込まれることになるだろう」と推測。本来であれば開幕投手の有力候補だったが、そのプランも不透明となっていることを伝えている。
それでも、メルビン監督は「彼の開幕に向けての調整に関しては順調に行っているし、全く問題ない」と語り、ダルビッシュのここまでの歩みについては不安がないことを強調した。
パドレスは当初開幕投手の最有力候補とみられていたジョー・マスグローブ投手が左足親指を骨折したため、開幕戦には間に合わない可能性が高い。
記事ではダルビッシュの今後の予定が不透明なことを踏まえ、代役候補としてブレイク・スネル投手やマイケル・ワカ投手の名前が挙がっている。