大谷は「3番・指名打者」で「先発ローテ1番手」と予想
『MLB.com』は14日(日本時間15日)、3月30日・開幕戦の先発オーダーと先発ローテーション予想を発表。気になる日本人選手の予想は以下のようになった。
吉田正尚選手(レッドソックス)の打順は「4番・左翼」。アレックス・コーラ監督は2番にラファエル・デバース選手を据え、吉田との打順を離すことを当初から念頭に置いているようだ。
もう一人の野手、鈴木誠也選手(カブス)はオープン戦の打撃練習中に左脇腹を痛めたため、開幕には間に合わない見込み。鈴木の抜けた穴は他の選手で埋めることになる。
そして現在は侍ジャパンの一員として活躍中の大谷翔平選手(エンゼルス)も、開幕戦の打順は「3番・指名打者」で、6人の先発ローテの1番手という予想に。シーズンに入っても引き続き“二刀流”での活躍が期待される。
投手は全員が開幕ローテ入りか
大谷と同じくWBCに参戦中のダルビッシュ有投手(パドレス)も、5人の先発ローテの1番手に名前が挙がった。ただし、WBC決勝に登板した場合に関しては、ローテの順番を後ろに持っていく可能性も示唆されている。
今季からメジャー挑戦の千賀滉大投手(メッツ)は、マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーに続く先発ローテ3番手の予想。オープン戦では右手人差し指の負傷で登板を回避するシーンもあったが、14日にはブルペン入り。大事には至らなかったようだ。
同じくメジャーデビューが待たれる藤浪晋太郎投手(アスレチックス)も、5人の先発ローテの2番手として開幕ローテ入りが予想されている。OP戦にも3度先発して2勝を挙げており、球速も99マイル(159.3キロ)を記録するなど、ここまでの調整も順調だ。
このほか、菊池雄星投手(ブルージェイズ)は5人の先発ローテの5番手予想。チームは先発ローテ5人のうち4人が170イニングを投げることができるという見立てで、“理想的なローテが組める”と高い評価を受けている。
そして、トミージョン手術からの復活を期す前田健太投手(ツインズ)も、5人の先発ローテの4番手として名前が挙がった。2021年8月21日以来の登板を果たし、今季中の完全復活に期待がかかる。
最後に、侍ジャパンで奮闘するラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)も見てみると、こちらも「8番・右翼」で開幕スタメン入りの予想となった。日の丸を背負って戦う姿は多くの野球ファンの心を掴んだだけに、アメリカに戻って以降も日本から熱い視線が送られそうだ。