次回WBC出場にも言及
野球日本代表「侍ジャパン」は16日、東京ドームで行われた『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 準々決勝』でイタリアを撃破。5大会連続の4強進出を決めた。試合後、ラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)が取材に応じ、日本ファンに感謝を伝えた。
試合前には、10日の韓国戦以来で2度目となる円陣の声出しを行ったヌートバー。「家族として、あと3試合残っています。今日の試合が僕たちをマイアミに連れていきます。かっこよく自分のプレーをして、勝って、飛行機でパーティーしましょう」とチームの士気を高めた。
試合に入っても、侍の“不動の1番打者”は躍動。初回の第1打席でいきなり左前安打を放ち、5試合連続の安打をマーク。攻守でチームの勝利に貢献し、有言実行のマイアミ行きを決めた。
この日をもって東京ドームでの全日程が終了したため、日本のファンの前でプレーするのは一旦最後となったヌートバー。ファンの大きな声援には「正直ビックリしていますし、感謝しています」とコメント。
続けて、「日本のファンが野球にすごく情熱を持っていることを感じますし、このチームで小さなピースとして稼働できていることを嬉しく思う」と語った。
なお、また日本でプレーをする可能性については「もちろん、メジャーで長いキャリアを積みたいと思っています」としつつ、「次回のWBCで東京での開催があれば、是非やりたい」と前向きな返答も飛び出した。
わずかな時間の中で日本の野球ファンのハートをガッチリと掴んでみせた“タツジ”。
このあとのマイアミでの躍動はもちろんのこと、WBCが閉幕した先に待つカージナルスでの戦いぶりも目が離せない。