今回の侍ジャパンは日本歴代最強
『MLB.com』は16日(日本時間17日)、日本が準々決勝のイタリア戦に9-3で勝利し、キューバと共にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝に進出したことを受けて、WBC準決勝の展望を報じた。その中で侍ジャパンについて「このチームの勢いは止まらない」と今大会の侍ジャパンが史上最強のベストチームであると絶賛した。
ウィル・リーチ記者は、“この日本チームが、WBC史上最も支配的なチームである可能性はあるのだろうか?”という見出しで、侍ジャパンが5戦無敗、合計スコア47対11と圧倒的な数字で勝利をしていることや、大谷翔平選手(エンゼルス)やラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)をはじめとする破壊力を誇る打撃陣。そして、盗塁数が一番多いことなどを評価した。
また、「東京ドームに駆けつけた熱狂的なファンが侍ジャパンの勝利を後押しした」とファンの存在の大きさについても報じた。
日本が残り2試合に勝利すれば、WBC5大会中3大会で優勝するという偉業を成し遂げることとなり、「日本歴代最強のチームといえば、このチームしかない」と締め括った。
日本の準決勝の相手は、17日(日本時間18日)のプエルトリコとメキシコの勝者となるが、プエルトリコに関しては、エドウィン・ディアス投手(メッツ)の離脱からチームが精神的に立ち直れるのかを懸念。
メキシコが準決勝に進出すれば、ここまで打撃絶好調のランディ・アロザレーナ選手(レイズ)が「怖い存在になる」としている。
侍ジャパンは16日試合後のチャーター機でマイアミ入りし、20日(日本時間21日)の準決勝に臨む。歴代最強の侍戦士たちは、果たして米国の空に日の丸を掲げることが出来るのか。日本から多くのファンが固唾を飲んで見守っている。