2023 WORLD BASEBAL CLASSIC™
○ アメリカ 14 - 2 キューバ ●<準決勝 ローンデポ・パーク>
『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』の準決勝が現地時間19日(日本時間20日)にフロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、アメリカがキューバに大勝。2大会連続の優勝に向けて、一番乗りで決勝進出を決めた。
アメリカは初回、先発A.ウェインライトがキューバ打線につかまり、無死満塁からA.デスパイネに四球を与えて押し出し。早々に1点を失ってしまう。
それでも、残った無死満塁の大ピンチは内野ゴロ・内野フライ・内野ゴロで追加点は許さず。最少失点でしのぐと、以降はアメリカのショータイムがはじまる。
直後の1回裏にP.ゴールドシュミットが2ランを放って試合をひっくり返すと、2回には前日の準々決勝・ベネズエラ戦でチームを救う逆転満塁弾を放ったT.ターナーがレフトへ一発。2試合連続弾で3-1とリードを拡大した。
3回もP.アロンソの適時打などで2点を加え、4回はN.アレナドの適時三塁打などでまた2点。5回もゴールドシュミットの適時打で2点と着実に得点を重ねていく。
極めつけは6回、一死一・二塁からT.ターナーがレフトスタンドに叩き込むこの日2本目のアーチ。この3ランにより、ターナーは2日続けての4打点ということになった。
毎回得点は6回までで途切れたものの、守っても先発のウェインライトが4回1失点と粘りの投球を見せると、5回から登板した2番手のM.マイコラスも8回までの4イニングを1失点。大量援護にも集中を切らすことなく、2人でしっかりと試合を作っていく。
8回裏にも途中出場のC.マリンズが本塁打を放ち、14-2で最終回へ。12点リードの9回はA.ループが危なげなく締め、そのまま試合終了を迎えた。
キューバ投手陣の10四死球にもつけこみ、終わってみれば14安打で14得点の猛攻。アメリカが大勝で大会連覇に弾みをつけた。
準決勝のもう1試合はあす、日本時間21日に実施。日本-メキシコの勝者が、アメリカとの決勝戦へと駒を進める。