栗山監督は明言を避ける
『ロサンゼルス・タイムズ』電子版は19日(日本時間20日)、侍ジャパンがワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)決勝に進出した場合、大谷翔平選手(エンゼルス)が中継ぎで登板する可能性を示唆した。
ホルヘ・カスティーヨ記者は、大谷が日本の報道陣に対し、「(決勝で)先発する可能性はないと思うが、もちろんリリーフで投げる準備はしておきたい」とした上で、「自分の身体と相談して決めたい」と、中継ぎで投げる可能性に言及したことを伝えた。
仮に決勝で大谷が登板するとなると、時差を考慮しても、前回登板から4日半で決勝に臨むことになる。
カスティーヨ記者は「彼はこれまで5日未満の休養で登板したことはない。エンゼルスに入団して以来、中継ぎでの登板もない」と大谷の体調面を懸念。
侍ジャパンの栗山英樹監督は、「投手に関しては、戦略的な問題もあるし、身体のコンディションのことも考えている」とした上で、大谷が決勝で投げるかどうかについては「現時点では何とも言えない」と明言を避けたことを報じた。
カスティーヨ記者は、大谷が中継ぎに回ることで、ダルビッシュ有投手を先発に回す可能性もあることを示唆。
日本が決勝に進出すれば、総力戦になることは必至である。最後の最後に、ダルビッシュ〜大谷という夢の継投リレーで、有終の美を飾ることができるのか。
日本の多くのファンが侍ジャパン3度目の優勝を心待ちにしている。