2023.03.22 08:00 | ||||
日本 | 3 | 終了 | 2 | アメリカ |
ローンデポ・パーク |
夢の頂上対決
野球日本代表「侍ジャパン」は現地時間21日(日本時間22日)、米フロリダ州マイミで開催された『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』決勝戦でアメリカを3-2で制し、3大会ぶりにWBC王者となった。大会MVPには二刀流でフル回転した大谷翔平選手(28=エンゼルス)が選ばれた。
決勝戦に「3番・指名打者」で出場していた大谷は、1点リードして迎えた9回にDH枠を解除し、先発した準々決勝から中4日でメジャー挑戦後初の救援登板。最後はエンゼルスのチームメイト、マイク・トラウトを空振り三振に斬ってとり、14年ぶりの世界一を決めた。
米メディア「ESPN」は同僚対決を「夢の対戦」と振り返り、「大谷は凶悪なスライダーを放った。トラウトが空振りし、侍ジャパンが優勝。緊張感と不安に満ちた試合で、日本はローンデポ・パークで3万6058人の前でアメリカに3-2で勝利し、完璧なWBCを締めくくった」と頂上対決を振り返った。
今大会の大谷の活躍について「(ファンを)驚かせ続けた」と称し、「大谷にとってWBCの喜び、意味のある試合に出場する喜びを隠すことは難しかった。彼が2018年にエンゼルスに加わって以来、チームはポストシーズンに出場していません」と、渡米以降ポストシーズンを経験していない大谷にとって、今大会が大きな価値を持つものになったと述べた。