2023.03.22 08:00 | ||||
日本 | 3 | 終了 | 2 | アメリカ |
ローンデポ・パーク |
「全ての人が夢見ていた対戦」
野球日本代表・侍ジャパンが21日(日本時間22日)、アメリカとの『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』決勝戦に3-2で勝利。スター選手を揃えたアメリカとの“日米頂上決戦”を制し、3大会ぶりにWBC王者となった。
最後にドラマが待っていた。「3番・指名打者」で出場していた大谷は9回、DH枠を解除しメジャー挑戦後初の救援登板。最後に待っていたのは大谷のチームメイトであるマイク・トラウト(エンゼルス)だった。6球目に投じた外角スライダーにトラウトのバットが空を切った。
MLB公式サイトのマイケル・クレア記者は、決勝戦の最終回に実現した同僚対決について、「トラウトは打席に足を踏み入れる前に大きく息を吸い、その瞬間に感謝するためなのか、単に落ち着かせるためなのか間を置いていました。カウント3-2から、大谷は厄介なスイーパー(※横滑りするスライダーの一種)を投げ、彼を空振り三振に抑えました」と誰もが待ち望んだ対決を振り返った。
続けて、「全てのファン、全てのプレーヤー、人生で野球の試合を見たことのある全ての人が、2月にロースターが発表された時から、夢見ていた対戦でした。長い歴史の中で正真正銘の選手である大谷翔平が、チームメイトであり、おそらく最初の投票で殿堂入りするマイク・トラウトと対決することなどあるのでしょうか」と述べ、「100年語り継がれる野球の試合が時々ありますが、これはその試合の1つです」と夢の一戦を表現した。