ニュース 2023.03.24. 13:50

DeNAに加入した超大物トレバー・バウアーが入団会見「一番大事なのはチャンピオンシップを取ること」

無断転載禁止
入団会見を行ったDeNAのトレバー・バウアー [写真=萩原孝弘]

笑顔と感謝の入団会見


 DeNAは24日、トレバー・バウアー投手の入団会見を横浜市内のホテルにて行った。「初めまして、トレバー・バウアーです。今日ここに来ることができて、本当に嬉しく思っております」と喜びを語り、「皆様と一緒にシーズンを過ごせることをとても楽しみにしております。嬉しい気持ちでいっぱいです」と率直な心境を述べた。


 バウアーは2011年のMLBドラフトで全体3位で指名を受けた超有望株。インディアンス時代の2015年に11勝(12敗)を挙げてブレイクすると、そこから4年連続で2ケタ勝利をマークした。

 レッズ所属の2020年には、コロナ禍の短縮シーズンの中で11度先発して5勝(4敗)、防御率1.73はリーグNo.1の成績。先発投手として最高の栄誉である「サイ・ヤング賞」も受賞している。


 会見に同席した萩原龍大チーム統括本部長は「我々は彼と親交を持っていたこともありまして、1月の中旬くらいにFAになったことを受けて全社をあげて検討した結果、これはぜひ獲得すべきだと決めました」と獲得に至った経緯を説明。

 「彼も“沢村賞レベルの活躍をしたい”と言っていますので、優勝に向けた非常に強力な選手としてみています」と大きな期待も口にした。


「とにかく勝つこと、優勝勝ち取ること」


 ベイスターズ入団の理由について、バウアーは「日本でプレーすることは、ずっとやりたいことリストに入っていました」と明かす。

 「初めて日本を訪れたのは、2009年のアメリカ大学代表のとき。その時の思い出が忘れられないもので、野球に対する愛や熱を感じ、いつかここでプレーをしたいと思うようになった」と日本での思い出について振り返り、「東京ドームで、満員の中で試合をしたのは初めてだったので衝撃的だった。アメリカでは大学野球はそれほど注目を集めないので、プロだとどうなるのだろうか」と期待を膨らませたのだという。

 さらにメジャーリーガーになってからも、「2019年に横浜を訪れた際に、ベイスターズが施設を見せてくれまして、まるでホームであるかのように歓迎してくれた。そのこともプレーしたいきっかけになった」。横須賀のDOCKを訪れ、今永昇太らと交流した時のことも決め手となったと語った。


 日本での目標は「一番大事にしているのはチャンピオンシップ、勝つということ。個人的には200以上の三振を取りたい、ストレートの球速も平均で96マイル以上は出したいということもあるが、とにかく勝つこと、優勝勝ち取ること」と語り、とにかくチームの勝利を目指すという。

 これからのスケジュールについては、「4月中に準備ができれば。試合で投げる状態まで持ってくるには、時間が少しかかるかなと思う」としながらも、「ここまでの調整で、全ての面で強化をしてきた。投げることも続けていましたし、休んでいたことはありません」と状態に不安がないことを強調。

 「もっともっと力強くなったと思いますし、ボールも速く感じている。また、新しい球種のスプリットチェンジアップにも取り組んできたし、制球についても向上させることができた」とさらなるスケールアップにも自信を覗かせた。


新事業も発表


 新天地での戦いについても「レベルの高い戦いをしたい」と目を輝かせ、具体的には三冠王・村上宗隆(ヤクルト)の名前を挙げるシーンも。

 そのうえで、「ベイスターズの優勝に貢献するために、チームメイトと教え合う、学び合うことを一番初めにしたい。それから、大きな視点になりますが、自分は技術・スキル、そして能力を磨くことが好きで、野球を科学するサイエンスベースボールに情熱をかけてやってきた。それを日本でもやっていきたい」と今後の野望についても言及した。

 日本のボールに関しても、「半分に切ってみたりして、アメリカのボールと比べても柔らかく、シームの大きさが離れているが、数カ月前から使用していて大きな影響はない」と語り、MLBでも屈指の理論派の一面も見せた。


 アメリカでは間隔の短いローテーションを希望していたというが、「中3日での登板のイメージですが、チームの意向が一番。監督が決めることだと思う」とのこと。

 続けて「自分自身としてはとにかく勝ちたい、たくさん勝利したい。できるだけ多くの試合、多くのイニングで投げたいですが、チームのベストのために投げたい」と付け加え、あくまでもチームの方針に従うと“優等生”宣言した。


 また、この日は自身がデザインを手掛けたアパレルブランド『Bauer Outage』も発表。ユニフォームやTシャツ、タオルがラインナップされており、「停電を意味する“Power outage”にかけて、相手をバッター沈黙させる」という意味が込められているという。

 「世界中のアスリートや野球好きの方々に楽しんでもらえるように」という想いも込めて、新天地にやってきた規格外の超大物。ストレートの平均球速「96マイル」を目指すという意味を込めた背番号「96」を背に、横浜の街に四半世紀ぶりの歓喜を巻き起こすキーマンとなる。


取材・文=萩原孝弘

【PR】横浜DeNAベイスターズを観戦するなら「DAZN Baseball」

三浦大輔監督就任4年目となる今季、目指すは26年ぶりのリーグ優勝&日本一。新キャプテンの牧秀悟や期待の新人、度会隆輝がチームを牽引できるか注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

【PR】「DMM×DAZNホーダイ」でプロ野球を観よう!

「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZN Standardをセットで利用できるプラン。

単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZN Standard月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です。

POINT

① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!

② DAZNだけの契約と比較しても月額720円(税込)お得に楽しめる!

③ 新規入会月から最大3カ月間、「DMMポイント」を550ポイント付与!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西