● 日本ハム　1 － 2　ヤクルト ○
＜オープン戦　エスコンF＞

　ヤクルトの内山壮真選手が25日、日本ハムとのオープン戦に「6番・捕手」で先発出場し、3号ソロを含む2安打、守りでも好プレーを連発し、存在感を示した。

　1点ビハインドの5回、一死無走者で相手先発・上沢直之と対峙すると、カウント3－2から外角高め144キロを振りぬき、右翼フェンスオーバーの同点ソロ。9回にもカウント1－2と追い込まれてから、左腕・メネズの速球を中前へはじき返し、4打数2安打のマルチ安打とした。

　また、守りでも強烈なインパクトを残す好プレーを連発した。3回無死一塁の場面で江越大賀のバント小フライをダイビングキャッチすると、6回無死一塁の場面ではショートバウンドのボールを巧みなミットさばきで捕球し、一走・今川優馬の二盗をストライク送球で阻止。また、7回からは左翼に回り、9回先頭・石井一成の大飛球をランニングキャッチしピンチの芽を摘んだ。

　WBC組が不在のなか、この日は「3番・左翼」で先発した濱田太貴が1発含む4打数2安打、外野も守れる赤羽由紘が「7番・三塁」で二塁打2本のマルチ安打とアピール。セ・リーグ三連覇と日本一奪還を目指すヤクルトでは、若手有望株たちが開幕一軍、開幕スタメンの座をめぐり熾烈な争いを繰り広げている。