メッツ指揮官も開幕に向けて太鼓判
NY地元紙『デイリー・ニューズ』は28日(日本時間29日)、右手指の負傷で「お化けフォーク」を封印していた千賀滉大投手(メッツ)が、日本時間28日(火)の開幕前最後の登板となった紅白戦で、同僚のメッツの打者を相手にフォークボールを解禁。この日千賀が投げた合計72球の内、フォークボールを12球〜15球投じたことを報じた。
また、同メディアは、千賀が4月3日(月)からのマーリンズ戦のどこかで登板することを示唆。球団が90球の球数制限に許可を出したことも報じた。
アビー・マストラッコ記者は、「彼の速球は常に95マイル(152.9キロ)から99マイル(159.3キロ)のレンジを維持。コントロールの問題も改善。「お化けフォーク」は打者を必ず打ち取れることが証明された」と仕上がり具合を評価した。
千賀自身も、「自分の投球のコントロールはかなり良かったと思うし、うまくいったと思う」と自信を覗かせた上で、「(開幕を前に)ワクワクしています」と通訳を介して語ったことを報じた。
メッツの指揮官バック・ショーウォルター監督は、「千賀はすべての場面で上手く順応している。シーズン開幕に向けて地に足をつけて、準備はすでにできている」と登板に太鼓判を押した。
ここまで、紆余曲折があったが千賀の新たな舞台での挑戦がスタートする。MLBの強打者から「お化けフォーク」でバッタバッタと三振を取る姿を日本のファンが心待ちにしている。