2023.03.31 18:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 2 | 終了 | 3 | オリックス・バファローズ |
ベルーナドーム |
「和巳さんを上回るんじゃないか」
いよいよプロ野球の2023年シーズンが開幕。日本一連覇を目指すオリックスは、一軍未経験の高卒3年目右腕・山下舜平大投手(20)を、31日の開幕戦・西武戦のマウンドに送り出す。
絶対的エースの山本由伸がWBCに参加し合流が遅れた影響があるとはいえ、外国人選手や新人を除き、一軍未登板の選手が開幕投手を務めるのは2リーグ制史上初。文字通り大抜擢された格好だ。
30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説陣も山下について大激論。元ヤクルトの館山昌平氏は「斉藤和巳さん(現ソフトバンク投手コーチ)を上回るんじゃないか?っていうような能力を持っている」と、2000年代に沢村賞に2度輝いたレジェンドも引き合いに出して絶賛した。
デビューイヤーで2ケタ10勝以上するか?
また、「山下が今季10勝以上するか」との問いに、番組に出演していた7人中4人の解説者が「できる」と回答。過半数がデビューイヤーに2ケタ勝利を達成するとの見解を示した。
「できない」と答えた野村弘樹氏は「まず1年間、本当にローテーションで回すかどうか」と、体力面での懸念から首脳陣もフル回転させないと予想。岩本勉氏も能力の高さを認めた上で、「各チームが傾向と対策を練ってきて、彼もその壁にぶち当たるんじゃないか」と、スムーズに勝ち星を積み上げることは困難と主張した。
一方、「できる」と答えた館山氏は「中8日、中10日でローテーションを回っても十分勝てると思います。メカニックが良いのと、変化球が大きい。なかなかオープン戦で各打者がタイミング合っていなかったところを見ると、ストレート、カーブ、フォークの3球種だけで10勝してしまうのではないか」とコメント。
また、同じく2ケタ勝利を予想した高木豊氏は、「他球団のキャンプでも話題沸騰でしたよ。『見ましたか?ぜひ見てください!』って。3年間の積み重ねで体はできている。そんなに登板間隔を空けなくてもローテーション回せるって言ってましたよ。各打者の反応を見ていると、まったく相手にできてないですね。(タイミングが)合わないんですよ。次回のWBCのエースですよ」と太鼓判を押した。
大ブレイクを予感させるオリックスの次世代エース候補に解説陣も熱視線。開幕戦デビュー登板に注目だ。
▼ 山下舜平大は今季10勝できるか?
○ 谷沢健一
○ 高木豊
○ 真中満
○ 館山昌平
× 平松政次
× 野村弘樹
× 岩本勉
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』