「2人合わせて881フィート弾」
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が2日(日本時間3日)、アスレチックスとの開幕第3戦に「3番・指名打者」で先発出場。5回に今季1号となる右中間へのソロを叩き込んだ。
3点リードの5回表、エンゼルスは1番のテーラー・ウォードがレフトへの安打で出ると、続くマイク・トラウトが146キロの速球をバックスクリーンに叩き込んで追加点となる2ラン。5-0とリードを拡大する。
その興奮も覚めやらぬ中、打席に入った3番・大谷は初球のスライダーをフルスイング。高々と舞い上がった打球は右中間寄りのバックスクリーンに突き刺さり、2者連続本塁打となった。
大谷は中飛・空振り三振・本塁打・空振り三振で9回に代打と交代。今季初アーチを放ち、打率は.333となっている。
6-0の快勝で、敵地での開幕3連戦の勝ち越しに成功。中でも主軸であるトラウトと大谷に今季1号が揃って飛び出したというのは、今後に向けても光明だ。
『MLB.com』は「2人合わせて881フィート弾」と題し、2人が放った本塁打の詳細に言及。1本目のトラウトの一発は打球の最高到達点が106フィート(約32.3メートル)で飛距離は434フィート(約132.2メートル)、大谷は最高到達点が100フィート(約30.4メートル)で飛距離は447フィート(約136.2メートル)だったという。
しかもトラウトのホームインから間髪入れずの一撃で、どちらもセンターの遥か頭上を襲った打球。「中堅手も見送るしかなかった」と衝撃の2発を称えた。
WBC決勝の激闘から約2週間。伝説のシーンとなった9回二死の対戦を演じた2人が、今度は味方としてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。これからのシーズンが楽しみだ。