2023.04.06 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 4 | 終了 | 0 | 読売ジャイアンツ |
横浜 |
ベイスターズの歴史を繋ぐ一投
DeNAは『OPENING SERIES 2023』と銘打った本拠地開幕カード・巨人3連戦の試合前にセレモニーを開催。同シリーズ最終日の6日は、1998年優勝監督の権藤博氏、スターOB山下大輔氏、不振だったチームを3位に押し上げた牛島和彦氏、優勝の礎を築いた大矢明彦氏、DeNA初代監督の中畑清氏の歴代監督5名が集結し、想いを繋ぐセレモニアルピッチを実施した。
「頂への青き一本道」を表したストライプのカーペット上を、風格ある5名が颯爽と登場。山下氏は「やっぱりハマスタは最高です」、大矢氏は「ベイスターズらしい野球を」、牛島氏は「優勝するぞ!」などとコメント。その後のセレモニアルピッチでは、三浦大輔監督を筆頭に、佐野恵太、宮﨑敏郎、牧秀悟、山﨑康晃とチームの顔が捕手を務め、レジェンドたちのボールを受けた。ラストは権藤氏のネイティブイングリッシュから「アイラブ横浜」のコールでチームを鼓舞し、スタンドのファンもタオルを掲げて呼応した。
イベント後、中畑氏は「やっぱりこういったイベントに参加できるのは光栄なことだしね。歴史を感じながらやらせて頂きましたよ。(山﨑)康晃のど真ん中に構えたどストライクを見せることができたんでね、先輩としてのプライドが保たれた。あいつビックリしてたもん!納得!」と投球には満足げ。
開幕5戦で1勝4敗と黒星が先行しているチームには「スタートはちょっと躓いているけどね。1年は長いからここから頑張ってくれれば。ここのファンは熱いからさ、それに伴って頑張ってくれたら嬉しいと思います」とエールを送っていた。
文字通り「継承と革新」を表現したセレモニアルピッチ。レジェンド指揮官の想いを胸に、三浦ベイスターズは戦い抜く。
写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)