6日の巨人戦後、お立ち台に上がった(左から)楠本、東、関根[写真=萩原孝弘]

◆ 「次に繋がるピッチング」

 開幕4連敗スタートだったDeNAが、巨人に2試合連続の完封勝ち。本拠地開幕カードの勝ち越しを決めた。

 先発の東克樹はキレのあるストレートと得意のチェンジアップのコンビネーションが冴え、7回を被安打4、8奪三振と好投。価値ある1勝目を挙げた。

 6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の斎藤雅樹氏は、東について「今日は良かったですね。攻めていく気持ちが出ていましたし、真っ直ぐが非常に良かったと思いますね」と軸になったストレートを評価。

 番組MCを務めた野村弘樹氏は、巨人の新助っ人・ブリンソンの暴走と凡ミスに助けられピンチを切り抜けた2回の場面にも触れつつ、「それにしても7回をしっかりと投げられたのは非常に大きかった。次に繋がるピッチングをしてくれましたね」と同じ左腕OBとして目尻を下げた。

 また、番組に電話出演した田尾安志氏は、1点リードの7回に代打3ランで今季初安打をマークした楠本泰史とのエピソードを披露。

 「(楠本が)1年目のキャンプのとき、ドラフト8位で入ってきたのに、スイングを見たら素晴らしかったんですよ。それで『君は直すことないよ』って話をしたことがあった。それぐらい形が固まってましたからね」

 「あの頃ラミレス監督は神里(和毅)って言ってましたけど、僕は楠本くんがやると思っていたんで、今日のホームランは嬉しかったですね」

 楠本は開幕から13打数ノーヒットと苦しんでいただけに、野村氏も「きっかけになるホームランになったかも」と巻き返しに期待を寄せた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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