2023.04.11 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 7 | 終了 | 1 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
“WBC後”の不安感じさせない快投
巨人の戸郷翔征投手は11日、阪神戦(東京ドーム)で7回3安打無失点と好投し、開幕2連勝を飾った。
前回登板から中6日で先発マウンドに上がると、序盤3イニングはエラーによる走者1人に抑える立ち上がり。4回、6回とイニングの先頭打者に安打を許す場面もあったが、二塁ベースすら踏ませずスコアボードにゼロを並べた。
7イニングを無四球5三振、87球でまとめ、2試合連続の無失点投球。試合後には「持ち味である奪三振があまり取れていないというのは少し心配」と自己分析していたものの、先発ローテーションの柱として文句なしの快投を続けている。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の野村弘樹さんは、今季初登板で6回無失点だった4日・DeNA戦の投球についても触れ、「その時も全体的にはそんなに良く感じなかった」と振り返りつつ、「昨年より1ランクレベルが上がった」と戸郷に賛辞を送った。
「そんなに(状態が)良くなくても7回無失点と、きっちりゲームを作っている。この2試合を見て、今年は昨年以上にやりそうだなと感じる。かなりレベルが上がって、投手として1ランク上がったように感じますね」
開幕前に開催されたWBCでは侍ジャパンの世界一に貢献。仕様が異なるボールへの再順応も心配されるなか、巨人の先発ローテを支える右腕については、番組MCを務めた谷繁元信さんも「WBCから帰ってきて調整期間があまりなかったと思うんですけど、うまく開幕してくれた」と評価していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』