◆ 笘篠氏もエール「がむしゃらにやりぬいて」
昨オフの現役ドラフトを経て巨人に加入したオコエ瑠偉選手が11日、阪神戦（東京ドーム）で自身5シーズンぶりの1試合3安打をマーク。開幕から好調な打棒でチームを勝利に導いた。
2試合続けて「1番」で起用されたオコエは、初回いきなり西勇輝の宝刀・シュートを左前へ弾き返し先制攻撃の口火をきると、3回の第2打席は右翼フェンス直撃の二塁打でチャンスメーク。1－0の膠着状態が続いていた7回二死満塁の第4打席では、西勇のシュートに詰まらされながらも中押しの2点打を右前へ運び、2018年9月16日・ロッテ戦以来の猛打賞を記録した。
11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に番組MCとして出演した野球解説者の谷繁元信さんは、「現役ドラフトで移籍して本当に良かった選手の1人ですよね。春から大久保打撃コーチと、ほぼマンツーマンみたいな感じで物凄いバットを振り込んで、それが結果として表れている。本当に良かったなと思います」と、新天地で躍動しているオコエを評価。
また、同じく番組に出演した笘篠賢治さんも、「チームが変わって、環境が変わって、春からデーブ（大久保博元コーチ）が付きっきりで教えている。結果に満足せず、とにかく1年間この感じでがむしゃらにやりぬいて欲しいですよね。そしたら自ずと成績はついてきますから」と、さらなる活躍に期待した。
チームが開幕10試合を終えた11日終了時点で、オコエは打率.391（23－9）、1本塁打、3打点、OPS1.000の好成績。楽天時代にくすぶっていた才能が、プロ8年目にして開花しつつある。
