新女房オホッピーが援護弾、2点リードの8回から継投

　エンゼルスの大谷翔平選手（28）が11日（日本時間12日）、本拠地エンゼルス・スタジアムでのナショナルズ戦に「3番・投手」で先発出場。6四死球を与えながらも7回1安打無失点と好投し、今季2勝目の権利を持ち降板した。

　本拠地では今季初登板。カリフォルニアのサーフカルチャーをイメージした限定ユニホームでマウンドに上がった。前回登板でピッチクロック違反を受け、中5日の調整期間では左足を一歩下げてから投球動作に入るフォーム修正に着手。しかし、この日はこれまでと変わらないセットポジションで投球を続けた。

　初回、2回と2イニング連続で先頭打者に四球を与えるも、後続をキッチリと退け3回まで無安打投球。4回は二死一塁で7番・エイブラムズに右翼線二塁打を許し二、三塁のピンチを招いたが、続くチャビスを遊ゴロに仕留めガッツポーズを見せた。

　その裏の第2打席、無死一、二塁で左前打を放ち、昨季から続く自己最長の出塁記録を34試合に更新。エンゼルスは無死満塁で続くレンドンが右犠飛を放ち先制した。

　マウンドに戻った大谷は5回表、先頭の9番・ロブレスに死球を与えるも、ここも後続をピシャリと封じ勝利投手の権利をゲット。6回以降も危なげない投球で、7回92球、1安打無失点、6奪三振6四死球の内容で防御率は0.47となった。

　打席では7回まで3打数1安打。降板後も「3番・指名打者」として出場を続けている。エンゼルスは6回裏、大谷とバッテリーを組む9番・オホッピーの4号ソロで貴重な追加点。2点リードの8回は救援左腕のキハダがマウンドに上がった。