2023.04.13 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 1 | 終了 | 4 | 阪神タイガース |
東京ドーム |
「まず慣れさせるというのがとても大事」
巨人のドラフト3位ルーキー・田中千晴投手(22)が13日、阪神との“伝統の一戦”でプロ初登板。満塁のピンチを招きながらも、1イニング無失点でデビュー登板を飾った。
3点ビハインドの8回、3番手としてマウンドに上がり、イニング先頭の中野拓夢を二直で打ち取り安堵の初アウト。しかし、3番・渡邉諒を四球で歩かせると、続く大山悠輔に中安打、二死後に梅野隆太郎へ四球を与え二死満塁に。それでも最後は150キロのストレートで板山祐太郎を二飛に抑え、打者6人に合計18球をかけて、スコアボードにゼロを刻んだ。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した達川光男さんは、「(今日は)真っ直ぐとフォークだけはプロで通用するんじゃないかという感じがした。もう少し頑張れば湯浅(京己=阪神)のような投手になれる可能性は秘めていると思いますよ」と、ライバル球団のクローザーの名前も挙げ、一軍デビューを果たした右腕の印象についてコメント。
また、大矢明彦さんは「まず慣れさせるというのがとても大事なこと。今日はずいぶん緊張して投げていたと思う。マウンドでこうすれば…というのが少し掴めたのかなと。自分のボールを投げられれば大丈夫、というところまで来たと思う。原監督も使えるタイミングで使っていくんじゃないですかね」と及第点を与えた。
田中千は浪速高から国学院大を経て昨秋ドラフト3位で巨人入り。公称189センチの長身から投げ下ろす150キロ前後のストレートとフォークを武器に、1年目から即戦力の活躍が期待される。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』