ニュース 2023.04.16. 20:21

今秋のドラフト候補、立大の152キロ右腕・池田陽佑が7回1失点の好投「しっかりと精度良く決められた」

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立大・池田陽佑投手[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
 法大 1 - 1 立大
<16日・神宮>

 立大は1点を追う8回、一死三塁から4番・戸丸秦吾捕手(3年・健大高崎)の中犠飛で同点に追いつき、法大との開幕戦を延長12回引き分けに持ち込んだ。

 先発した152キロ右腕・池田陽佑投手(4年・智辯和歌山)は7回80球を投げて、4安打1失点と好投。4回一死一・三塁から5番・高原にスクイズを決められ、先取点を献上したが、許した得点はこの1点のみ。打たせて取る投球で5回以降も凡打の山を築き、先発としての役割を果たした。

 楽天のドラフト1位ルーキー・荘司康誠投手からエースナンバー「18」を引き継いだ右腕は「良い選手が揃っているので、どうやって一人一人抑えるかというのに集中して投げました」と開幕戦を振り返った。昨秋から身体の使い方を自ら勉強し、見直したことでストレートの平均球速が3〜4キロアップ。「真っすぐでファウルを取れることで、カットボールとツーシームが生きるようになった。真っすぐ、カットボールが僕のストロングポイントなので、それがしっかりと精度良く決められた」とうなずいた。

 溝口智成監督も「真っすぐはベースが上がっているので、バッターにはマイナスになる。その分、元々の変化球が生きてくるので、その点は成長したポイント」と右腕の仕上がり具合に目を細めた。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)
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