2023.04.16 14:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 終了 | 1 | 阪神タイガース |
横浜 |
立ち上がりから阪神打線を圧倒
右肘のトミー・ジョン手術を経て復活したDeNAの平良拳太郎投手(27)が16日、阪神戦で6回1失点、自己最多10奪三振の好投を見せ、自身開幕2連勝(2勝0敗)を飾った。
立ち上がりから球威あるボールで阪神打線を圧倒した右腕は、2点リードしていた4回二死無走者の場面で大山悠輔にソロ本塁打を許すも、それ以外は危なげない内容で毎回奪三振の2安打ピッチング。牧秀悟が放った初回の先制2ランが決勝打となり、才木浩人との投げ合いを制した。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の笘篠賢治さんは、「立ち上がりからどんどんストライク先行で押していくピッチング。捕手(伊藤光)のサインを信じて、まったく迷いのない『自分はそこをめがけてしっかり腕をふるだけや』っていう気迫にも阪神が押されているような、そういったピッチングだった。6回で降板しましたけど。まだ投げられる余力があるような投球だった」と、平良の投球を大絶賛。
同じく番組に出演した五十嵐亮太さんも「抜群でしたね」と好投した右腕に賛辞を送り、「サイドスローといえば両コーナーに投げ分けて打たせてとるイメージがあるかもしれないですけど、平良投手は高めのボールで空振りやファウルをとれる。ここ最近のサイドスローでは珍しいなと思っている。力で行くところは行くし、交わすところは交わすというメリハリがとても上手な選手」と、柔も剛も備える右腕を評価した。
いまだ2試合しか登板していないものの、奪三振率12.75は16日終了時点でリーグトップ。ここまでは完全復活どころか進化までも印象付ける好投が続いている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』