楽天打線を幻惑した丁寧なピッチング

　オリックスの山﨑福也投手が20日、楽天戦（京セラD大阪）で7回途中1安打無失点の快投を見せ、今季初勝利を掴んだ。

　3回に太田光にソロ本塁打を許したものの、持ち前の緩急を生かした投球が冴え渡り、本塁打以外は1人の走者も許さない危なげない内容。降板する7回二死まで、打者21人に対しゴロアウト12個を奪う丁寧なピッチングが光った。

　同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の斎藤雅樹さんは、「ストレートもすごくキレがあった。変化球も低く、緩急もついて、テンポよく、言うことなしだった。ホームラン以外は本当に完璧。素晴らしいピッチングだった」と、山﨑の投球を絶賛した。

　また、同じく番組に出演した大矢明彦さんは、「もう安心感があると言ったらいいのかな」と感嘆。「何よりも変化球を低めに集められるというのが物語っている。これだけ緩急をつけて変化球を低めに集められると、バッターが打ち損なう可能性は非常に高くなりますよ」と、楽天打線を幻惑した左腕の投球を振り返った。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』